2014年12月24日水曜日

スクーンカップ(月経カップ)、もし取り出せなかったら?


月経カップは便利で快適と聞いたけど、もし取り出せなかったら、と思うと恐くて手が出せないという方もあるかと思います。本当にそんなことってあるのでしょうか?

まずは膣内についての知識から。女性のカラダの内部、 子宮の入り口部分は細長い管のようになっていて、この部分を子宮頸管と呼びます。この管部分の長さは人それぞれ。しかも排卵時には受精しやすいよう下に降りてくるという傾向があります。さらに生理の間までそれは続きます。従って下に降りて来た子宮頸部に膣の奥側が圧迫されるように膣内は短くなります。

膣の奥の方、つまり子宮の入り口まで奥深く挿入するタンポンと違って、月経カップは少し下の位置に納まるよう挿入します。この位置におさまったままズレ動かない理由は、ここで生理カップの上口部分が若干の吸引力をもって子宮経管内にぴったりと収まるからなです。そのため生理の径血がモレたりすることがありません。また生理カップを取り出す時は、カップの底部分をつまむことで、5つの空気穴を通じて吸引力が解除されますので、取り出すのが簡単になります。

吸引と聞くと、なんだか痛そうですけれど、スクーンカップを使っているほとんどの女性は、「まったく何もつけていないほど快適」な状態です。ただし、子宮頸部が低い位置にある場合、市場に出回っている長めの月経カップは異物感のもとになってしまいます。

これまでの何十年間、市場にある月経カップの多くはやや長めのサイズが多く、子宮頸部が低い体質の女性、また生理時にだけ低くなる女性には、あまり快適ではないと考えた私たちスクーンカップのチームは、3年間にかけて徹底的にリサーチとデベロップメントを繰り返し、多くのモニターに実際に使っていただいて月経カップの デザインを改善しました。

そして、非常にやわらかい医療用シリコンでできた、小さく、短くてもキャパシティの多いスクーンカップ(SckoonCup)が誕生しました。アジアの女性は欧米の女性に比べて小柄でスリムな方が多く、また月経カップには慣れていない方も多いので、カップの長さがあまり長くない、ソフトなカップをおすすめします。大切なのは自分にあった月経カップのサイズを選ぶことで、サイズがきちんとあっていれば、違和感やモレもありませんし、膣内で動いたり取り出せないということもありません。

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